羽毛ふとんリフォーム

【リフォーム事例】羽毛が偏ったふとん

皆さんこんにちは!

私たちの工場には日々たくさんの”悩める羽毛ふとん”が届いており、そのおふとんを一枚一枚丁寧に仕立て直しさせていただいております。このブログではお預かりしているたくさんのふとんリフォームの中でも特に気になるものをご紹介していこうと思っております!この記事を読まれて『あれ?うちも似たようなおふとんを使っているかも…?』と感じられた方は使用されているおふとんはリフォームの時期なのかもしれません!是非ご参考にしてもらえればと思います!!

先日、大手家具屋さんでご購入されたドイツ製の羽毛ふとんのリフォームを預かりました。お客様は襟元に羽毛が無くなったのでリフォームをしたいとのことでした。

預かったふとんはシングルサイズ(150×210)でドイツ製の綿100%、バチスト羽毛生地にポーランドマザーグース95%を400g使用していました。購入から10年位は経過しているとのこと。

ふとんの中の羽毛の状態を確認すると羽毛自体の傷みはほとんどなく、側生地の汚れも少ないのですが、確かに襟元の部分にある羽毛量が少なくなっていました。

【リフォーム前の写真】

襟元部分(上の段)が他の部分と比べて羽毛の量が少なく見えます…

これは襟元にあった羽毛が別のマスへ移動してしまったからで、実はわりとよくある事例だったりします。羽毛が移動する原因は多々ありますが、今回の原因として考えられるのは羽毛量が少ないのに、キルトをしている立体マチの穴が大きい。そして、キルトが20マスと充填量の割に大きめのキルトだったことが原因だと考えられます。

今回は羽毛を洗浄(プレミアムダウンウォッシュ)し、冬もお使いになっていると聞きましたので、足し羽毛にポーランドコウダマザーグースを200g足して充填量を400gから550gにしました。また、側生地は国産の100番手、綿100%ブロード羽毛生地で、キルトを20マスから30マスと細かいキルトにして羽毛も移動しにくいように仕立てお届けしました。これで気になられていた襟元にも羽毛が十分に入ったので、さらに気持ち良く使用していただけると思っています。

リフォーム後の写真

羽毛を洗浄して、新しい側生地になったおふとん。襟元にも羽毛が十分入っています!

いかがでしたか?私たちはまずお客様のお悩みを理解し、そのお悩みを解決するためのベストな提案ができるよう日々努めています。お使いのおふとんで何か気になることがありましたらまずはお近のお店までご相談ください!!

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